イタリアの高級ホテルで日本酒にあうメニューを期間限定展開…中田英寿プロデュース「SAKENOMY 」

サニーサイドアップ.は、日本の酒文化を世界に発信するプロジェクト「SAKENOMY Project supported by e仕事（サケノミープロジェクトサポーテッドバイイーシゴト）」の一環として、ヴェネツィアの高級ホテル「Aman Canal Grande Hotel（アマンカナルグランデホテル）」にて、日本酒に合わせた特別コースメニューが期間限定で展開されることが決定したと発表した。

6月20日（土）～25日（木）の6日間、同ホテルのレストラン内で、日本酒に合わせた特別コースメニューを展開。使用される酒は、作（三重)、美丈夫（高知）、勝山（宮城）、一尚（鹿児島）の4酒類だ。美丈夫に合わせた「茄子と鱈の天ぷら」や「ヴェネツィアで取れた海と山の幸のフリット」などがアンティパスト（前菜）として出され、純米吟醸・勝山を使用した「ブラータチーズとキャビアのリゾット純米吟醸勝山の香り」が続く。

その後には、純米大吟醸・作とあわせた「和牛とポルチーニ茸のグリル」がメインディッシュとして登場。コースの最後は、焼酎の一尚とともに「フォンダンショコラのムースと香草のスポンジケーキのサンドイッチ」で締めくくられる。

イタリア現地時間21日（日）には、特別コースメニューに使用される酒を提供した日本の酒蔵と、現地シェフやソムリエなどを招いた特別コースメニューのテイスティングランチを実施。参加した酒蔵の1人で「作」の蔵元、清水清三郎商店の清水慎一郎さんは、「どの料理からも、シェフがそれぞれの酒の特徴をきちんと理解されている感じが伝わってきました」とシェフの腕前を絶賛した。

同席した中田英寿も、「最高のホテルの最高のレストランで、こんなふうに日本酒を楽しめるというのは日本酒業界全体の大きな自信に繋がるんじゃないでしょうか」と満足した様子だった。

実は、同ホテルのシェフは日本人。在イタリア歴10年の藤田明生さんだ。イタリアンと日本酒のマリアージュにチャレンジした藤田シェフは、「普段どんなワインにあうかを考えるところを日本酒に置き換えて考えました。どれも美味しい日本酒ばかりで、私自身の日本酒のイメージも変わりました」とコメント。日本酒の世界進出については、「これからどんどん世界に広がる可能性を持っている」と太鼓判を押した。

6月20日（土）から6月24日（水）までミラノにて展開している「SAKENOMY 」では、アマンカナルグランデで振る舞われる酒を楽しむことができる。また、5月～10月の期間中に順次、ミラノの人気レストランやバーと協同で実施されるサテライト店舗「SAKENOMY Satellite（サケノミ－サテライト)」でも提供される。

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