ユカさんは、富山県射水市出身の26歳。富山弁のラブソングや北陸新幹線・東京~富山間の時間にちなんだ曲を収めたミニアルバム『あいのかぜ2』を3月14日にリリースし、5月には射水市の"いみず(首都圏)PR大使"に任命された。趣味はジョギング、マラソン。チャリティーランナーとして参加した東京マラソン2014では自己ベスト4時間01分39秒を記録、参加した女性有名人の中で5位の成績で走った。
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シンガーソングライターの水越ユカさん
ユカさんは自転車はシティサイクルに乗ったことはあっても、ロードバイクのような変速機の付いたスポーツバイクの経験はない。初めてのツール・ド・東北への挑戦に向けて、イチからロードバイクを練習する。
「中学校のときは陸上部で、それからずっと走っています」というユカさん。「走るのってスポーツの基礎じゃないですか。球技、野球やサッカーも好きなのですが、走るのはひとりで思い立ったらすぐできるので好きです」と、フルマラソンに過去4回参加したことも教えてくれた。ツール・ド・東北は60kmの女川・雄勝フォンドに参加予定だが、マラソンで養った持久力があればもっと長い距離のコースも走れそうだ。
震災前も震災後も、ユカさんは東北を訪れたことがない。ツール・ド・東北の舞台となる宮城県も初めての訪問になる。しかし、南三陸や仙台など、東北出身の友だちはたくさんいる。友だちから「ご飯がおいしいし、海もきれい」と話を聞いて、想像をふくらませる。
ご飯といえば、ツール・ド・東北のエイドステーションではおいしい地元の名産品が用意される。参加するライダーたちの一番の楽しみエイドステーションにユカさんは、「(食べてばかりで)ゴールにたどり着けないじゃないですか!」と笑う。「自分の脚で観光しながら食べたり、景色も見れて最高ですね」
「スポーツバイクは初めてなのでビギナーとして、これから始められる方や、やってみたい方のきっかけになれるように練習をがんばりたいです」と意気込みを語ってくれた。
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水越ユカさんがツール・ド・東北に挑戦します