男子テニスのゲリー・ウェバー・オープンで準決勝を棄権した錦織圭が、左ふくらはぎの筋膜炎と診断されたことが分かった。6月29日から始まるウィンブルドンは、詳しい検査のあとに出場を判断する。
今シーズン芝の初戦となったゲリー・ウェバー・オープン。全英に向けた最初のステップとして、ここから徐々に調子を上げていくはずだった。しかし準々決勝で異変を感じ、テーピングをして臨んだ準決勝、序盤から精彩を欠きゲームカウント1-4とリードされた状態で第1セット途中に棄権を申し出た。
試合後の会見で錦織は、「準々決勝のヤノビッチ戦後半で痛めた。その試合中はなんとか大丈夫だったが夜と、翌朝起きてすごく痛みがあったのでテープをしたり薬を飲むことでなんとか試合には出られるかなと思った。しかし痛みが引かなかったのでやめることにした」と棄権に至った経緯と判断を説明していた。
ウィンブルドンについては、「残念だが今年は欠場することなく試合に出続けていたので、疲れが出てしまうのはしょうがない。この大会は自然と出なければならない試合だった。決勝まで行ける可能性もあった。残念だが今は早く治して、ウィンブルドンに支障がないようにすることが先決」と前向きに語っていた。だが出場の可否は微妙な状況になった。
《岩藤健》
page top