オランダのステージレース、ステルZLMツアーが6月17日に開幕。初日の6.4kmのプロローグは、ドイツのロジャー・クルーゲ（IAMサイクリング）が最速タイムを叩き出して優勝した。
多くのトップスプリンターにとって、ツール・ド・フランス前の調整となるこのレース。この日、クルーゲは平均51km/hを上回るペースでコースを駆け抜け、暫定トップタイムを守っていたマルティン・ケイゼル（ロットNLジャンボ）のタイムを更新。ステージ優勝とリーダージャージを獲得した。
2位は1秒差でケイゼル、3位は2秒差でビクトル・カンペナーツ（トップスポートフラーンデレン）が入った。
北京五輪ポイントレース銀メダリストのクルーゲは、予想外のこの勝利を喜んだ。
「これ以上のスタートは望めなかった。先週、僕はドイツのトラック選手権に出場したけど、それがいい調整になったと思う。プロローグ前から調子はよかった。もちろん、これからはこのジャージを守るよ」
「でも、僕は現実的だ。僕はチームで最速の選手じゃないし、僕らにはマッテーオ・ペルッキとハインリッヒ・ハウッスラーというふたりの速い選手がいる。今後数日は強風の予報だから、そのコンディションを利用するチームもいるだろう」
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