NBAファイナル第5戦が6月14日に行われ、ゴールデンステート・ウォリアーズがクリーブランド・キャバリアーズに104-91で競り勝った。ウォリアーズは本拠地で王手をかけた。
序盤から一進一退の攻防が続き、片時も気を抜けない展開となった。第3クオーター終了時にウォリアーズが6点リードしたが、最終クオーターでキャバリアーズも追いつく。
ここでウォリアーズはエースのステフィン・カリーが爆発する。第4戦までは徹底的なマークに遭い、十分な働きができなかった。だがホームの大声援を受け、ついに"現役最高のシューター"が本領を発揮。第4クオーターだけで17点を叩き出した。
残り2分44秒でクロスオーバーからの3ポイントシュートを沈め、キャバリアーズとの点差を96-86に広げると勝負あり。キャバリアーズのレブロン・ジェームズも獅子奮迅の活躍を見せたが、最終クオーターには疲労からか精彩を欠き失速した。
カリーを休ませながら起用できるウォリアーズに対し、レブロンがフル回転してようやく互角のキャバリアーズ。ベンチの層の厚さが明暗を分けた。
《岩藤健》
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