激しい戦いが続いたイングランド・プレミアリーグも、いよいよ今週で閉幕する。ジョゼ・モウリーニョ率いるチェルシーが優勝を決め、強さを証明したシーズンが終わったあと、話題に上るのは選手たちの移籍だ。
今夏の移籍市場で注目されている選手といえば、リバプールのラヒーム・スターリングだ。リバプールは「若手としては破格の条件を提示した」と言ってきたが、プレミアリーグでも屈指のお騒がせ男になった20歳は、未だクラブと合意に至っていない。
移籍を申し出るのではという見方も強く、かねてより獲得に興味を示していると伝えられてきたアーセナルの他、マンチェスター・シティも有力との報道がある。
一方でシティはジェイムズ・ミルナーが、アーセナルへの移籍を申し出るのではと見られている。またアーセナルもセオ・ウォルコットとの契約延長交渉を控えており、アーセン・ベンゲル監督はシーズン終了後も気の休まる期間はなさそうだ。
そしてマンチェスター・ユナイテッドに所属するGKダビド・デ・ヘアは、リーガ・エスパニョーラのレアル・マドリードが興味を示していると伝えられ、すでに代理人が退団に向け協議に入ったとの話もある。
マドリード出身のデ・ヘアにしてみれば、レアル移籍は地元への凱旋だ。レアルの正GKは長くイケル・カシージャスが務めてきた。だが最近はパフォーマンスに陰りが見え、サポーターからも不満が出ている。
代表とクラブ。両方でカシージャスからポジションを奪う時期がきたのかもしれない。
《岩藤健》
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