気象庁の鹿児島地方気象台は19日、奄美地方が梅雨入りしたと見られる、と発表した。今年梅雨入りした地方は全国で初めて。奄美地方の平年の梅雨入りは5月11日ごろで8日遅い。昨年の5日ごろと比べると14日遅い。
気象庁によると、奄美地方では、前線や湿った気流の影響で曇りや雨の所が多くなっている。向こう一週間も、前線や湿った気流の影響で曇りや雨の日が多くなる見込みで、このため奄美地方は19日ごろ梅雨入りしたと見られる。
日本の各地方で平年の梅雨入りが最も早いのは沖縄地方の5月9日ごろだが、今年はまだだ。昨年は5日ごろだった。近畿地方は平年が6月7日ごろで、昨年は3日ごろ、関東甲信は平年が6月8日ごろで、昨年は5日ごろだった。
気象庁によると、梅雨は季節現象であり、その入り明けは5日間程度の「移り変わり」の期間がある。後日、春から夏にかけての実際の天候経過を考慮した検討を行ない、その結果、本情報で発表した期日から変更となる場合もある。
《高木啓@RBBTODAY》
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