トルコの2015年ツアー・オブ・ターキー、5月3日の最終第8ステージはイスタンブール~イスタンブール間の124km。スペインのルイス・マス(カハルラル)がゴール前でスプリンターの意表をつく奇襲を仕掛け、勝利を奪い取った。
ブルーモスクなど、イスタンブールの歴史的建造物を背景に争われた最終日。序盤はアタック合戦の末、ボリス・バレー(ロット・スーダル)ら4人の逃げが決まり、56km地点で最大2分15秒のリードを開く。
メイン集団はランプレ・メリダ、エティックス・クイックステップがコントロール。残り30km地点では波乱が起こる。総合2位につけるダビデ・レベリン(CCCスプランディ・ポルコビッツェ)が集団内で落車し、救急車に乗せられリタイアとなった。
逃げの4人は終盤まで粘りを見せたが、ラスト4.9kmでメイン集団に吸収される。最後は集団スプリントで決着すると見られていたが、ラスト1.3kmでマスがアタック。後方からはスプリンターチームが急襲し、ゴール前ではマーク・カベンディッシュ(エティックス・クイックステップ)がすぐ背後まで迫ったが、マスが見事な逃げ切り勝利を飾った。
マスは中間スプリントのビューティー・オブ・ターキー賞のホワイトジャージも守り切った。2位はカベンディッシュでポイント賞ジャージを再逆転して獲得、3位にはマスのチームメイト、カルロス・バルベロ(カハルラル)が入った。
総合優勝はリードを守り切ったクリスチャン・デュラセク(ランプレ・メリダ)が獲得した。
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