4月24日の日本ハム対オリックス戦は、日本ハムが終盤に追いつき、最後は押し出しデッドボールで2-1と勝利した。オリックスの連勝は5でストップ。
16日に連敗を止めてから5連勝で乗り込んだ札幌ドーム。試合は四回に絶好調のフランシスコ・カラバイヨが、カウント2-2から変化球をすくい上げ左中間スタンドへ3号ソロホームランを放ち、まずはオリックスが先制した。
オリックス先発の東明大貴は七回まで日本ハム打線を無失点に抑えてきたが、八回に1アウト二塁にランナーを背負うと、岡大海にセンター前適時打を浴び同点に追いつかれる。
日本ハムは九回裏に先頭の田中賢介が海田智行からヒットで出塁。代わったアレッサンドロ・マエストリは、中田翔をフォアボールで塁に出しノーアウト一塁、二塁。内野ゴロで併殺打を取りたい場面だったが、ジェレミー・ハーミッダの打席でパスボールが出て二塁、三塁に変わる。ハーミッダは歩かせ満塁策を取ったが、近藤健介にデッドボールを与え押し出しサヨナラで敗れた。
日本ハム・吉川光夫、オリックス・東明大貴の投げ合いで締まった展開になった試合だが、最後はそれを裏切る呆気ない幕切れになってしまった。
予想外の結末にファンは、「オリックスは、東明めっちゃよかったけど、やっぱり、後ろがなぁーという試合だった」「オリックスも調子上がってきたところにこれはほんと痛い…」「投手陣の手駒がないのよね」「いつかは連勝止まるし仕方ない。東明もよく投げたと思います。ただなぜ負けるときはいつも逆転負けなんだ…」と、ブルペンの不安定さを嘆いた。
長い連敗から抜け出したオリックス。本格的な浮上には、やはりリリーフ陣の復帰が必要か。
《岩藤健》
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