オリックスは4月20日、前日の試合で右太ももの違和感を訴え途中交代していた中島裕之内野手について、診断は右太もも裏の肉離れであると発表した。登録は抹消せずチームに同行し、様子を見ながら出場の可否は判断する。
オフに大補強を行い、優勝に向けた戦力は整ったと強気で臨んだ2015年。目玉のひとつが中島の獲得だった。西武時代は強打の遊撃手として活躍し、何度となく苦しめられてきた相手。オークランド・アスレチックスでは開幕前のケガもあり、メジャーに昇格することはできなかったが、球団は日本時代のような活躍を期待して獲得に乗り出した。
だが連敗を続けるチームの中で中島も攻守に精彩を欠き打率.216、2本塁打6打点と苦しんでいる。慣れない一塁守備でも失点につながるミスがあった。
以前から2軍で調整させるべきではとの意見があっただけに、今回の負傷にも「中途半端にしてベンチ1人の枠を潰すのは大きいぞ! 」「休んでもらって若手あげよーよ」「二軍でしっかり治してから戻ってきたほうがいいと思うな」など、治すときはしっかり治して万全の状態で再昇格させるべきとの声がファンからは多く出ている。
アメリカ時代に体重を増やした中島は、今後も下半身のケガが心配される。
《岩藤健》
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