パンナムやコンチネンタルの時代を思わせるレトロモダンなトラベルグッズショップ、FLIGHT001原宿店では、4月25日までベスパ『プリマベーラ 50』を展示中。「来客者の半分がインバウンドのお客様の日もあり、最新のベスパに驚くイタリア人の姿もあった」とスタッフはいう。
ニューヨーク発祥のFLIGHT001と、イタリア生まれのベスパがコラボレーションしたきっかけは、表参道・原宿・青山エリアをカバーするフリーペーパーでの共演から。同ショップなどのマーケティングを手がけるエース・山田絢音さんは、「旅行スタイルが多様化して、旅のアイテムにこだわる人も増えてきた。トレンドに敏感で流行りを発信する力を持っているこの界隈の人たちにも、ベスパは注目されている」という。
またベスパを扱うピアッジオ グループ ジャパンのマーケティング担当・河野僚太さんは、「ベスパは、この街の雰囲気に自然に溶け込むような存在。空気のような存在ともいえる。東京のベスパ乗りは、この街まで乗って来ること自体がおしゃれだと思っているはず」と話していた。
「光り方が違う」と山田さん。店内に並ぶパッキングやポーチ、ショルダーバッグなどのポップでカラフルなアイテムとは対照的に、店先に置かれたベスパはまっ白で、陶磁器のようなツヤ。「スチールモノコックボディに塗装しているから、プラスチックボディのスクーターとは違う」と河野さんは話していた。
FLIGHT001原宿店は、メルセデスやフェラーリ、ポルシェといった輸入車が行き交う明治通り沿いにある。その路地裏を歩くと、“主”を待つベスパ・ビンテージモデルの姿も複数見られた。
原宿・表参道、レトロモダンな旅モノショップにまっ白なベスパが“アテンド”[フォトレポート]
《大野雅人@レスポンス》