日本代表DF吉田麻也が、4月11日に行われたサウサンプトン対ハル・シティの試合で先発し、2-0での勝利に貢献した。
試合はサウサンプトンがチャンスを作りながら決められず、前半を0-0で折り返した。後半に入るとハル・シティも相手ゴールに迫る場面を作り出す。サウサンプトンは後半11分にジェームズ・ワード・プラウズが、エリア内で倒されPKを獲得、これを自ら決め先制した。
その後もサウサンプトンはピンチをしのぎ、逆に後半36分、追加点を奪い試合を決めた。
この試合ではベルギー代表トビー・アルデルヴァイレルトを右サイドバックで起用し、センターバックに吉田を置いたサウサンプトンのロナルド・クーマン監督。フル出場で完封勝利に貢献した吉田に、「力強い良い守備を見せていた」と高評価を与えた。
「トビーはベルギー代表で右サイドをやっているし、彼がそのポジションでプレーできることは分かっている。吉田もプレーするに値する、力強い良い守備を見せていた。守備陣は良く組織され、GKケルビン・デイビスの好セーブもあり、またクリーンシートを達成できたことが重要だ」
今シーズン一時は3位争いを見せていたサウサンプトン。クーマン監督は好調の理由を堅固な守備としていた。チームは来季ヨーロッパリーグ出場権がかかる5位を、リヴァプールと争っている最中。最後まで自慢の守備を続けられるか。
《岩藤健》
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