4月10日の巨人対ヤクルト戦は2-2のまま延長戦にもつれ、最後は十一回表に畠山和洋の勝ち越しソロホームランが飛び出し、ヤクルトが3-2で勝利した。ヤクルトは投手陣が開幕13試合連続3点以下に抑え、1956年の西武に並ぶプロ野球タイ記録を打ち立てた。
昨年は打のチームと恐れられ、2桁安打2桁得点の試合も多く作ったヤクルト。その一方で投手陣が崩壊し、得点以上に失点して負ける試合も珍しくなかった。
投手陣の整備が課題と言われ迎えた今季、ここまでチーム防御率は12球団トップの1.51。昨年の課題を克服するどころか強みへと変えてしまった躍進に「ヤクルト投手王国や」「ヤクルトの投手陣が凄すぎる」「投手王国ヤクルト。乱打戦になってもヤクルト。無敵だな」など、ファンも試合を重ねるほど自信を深めている。
首位に立っていたDeNAが中日に敗れたため、両チームにヤクルトを加えた3球団が同率首位で並んだ。開幕前はBクラスと予想されることも多かっただけに、「中日、ベイス、ヤクルトが同率首位&貯金で残りが借金なのか。開幕前の大方の予想と真逆だねえ」と、思わぬ展開をファンも楽しんでいる。
《岩藤健》
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