日本アビオニクスはマルチコプターや災害用ロボットなどの無人機へ搭載する赤外線サーモグラフィカメラ「リモートサーモカメラ」の試作機を開発し、テスト販売を開始したことを発表した。
試作機は400gの小型軽量ボディに200万画素のカメラとSDカードスロットを搭載し、赤外線画像センサーで320x240画素、温度分解能0.04度の高画質な熱画像を取得することが可能となっている。
無人機に搭載して太陽光パネルの点検や、ビルの外壁診断、棟梁点検などを、可視画像と赤外線映像の両方で行うことができる。画像データの記録は本体のみで行うため、無人機から無線伝送することによるデータ欠損などの心配が不要な点も特徴としている。
測定温度範囲は -40~1,500度。火山監視などの高温状況調査にも対応が可能。長時間バッテリーセットを使用した場合は、最長8時間の連続動作を可能としている。
《小菅@RBBTODAY》
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