現地28日、今季の「Verizon インディカー・シリーズ」が開幕戦の予選日を迎えた。シボレーエンジン勢が予選上位を独占するなか、佐藤琢磨はホンダ勢首位の予選5位に食い込んでいる。
セントピーターズバーグ(市街地&空港特設コース)で開催される開幕戦、上位6人で競う予選最終の「Firestone Fast Six」にホンダエンジン勢で唯一進出したのが佐藤琢磨(#14 A.J.Foyt Racing)だった。そしてシボレー勢優位と見られる戦況のなか、今年最初の予選で5位を獲得する。
佐藤琢磨のコメント
「自分たちができることをすべてやった予選でしたが、今年はフロントローにグリッドを確保できませんでした(昨年の当地開幕戦はポールポジション)。でも、自分たちの予選でのパフォーマンスには満足しています。近年このコースではチーム・ペンスキーがとても手強い存在ですからね。ホンダ、HPD(Honda Performance Depelopment)、そしてチームの素晴らしい働きにより、レースに向けていいポジションを手にできました」。
琢磨の言う通り、シボレー勢のなかでもチーム・ペンスキー(Team Penske)が特に強さを発揮しており、琢磨より前の予選上位は下記のような結果になっている。
1位 ウィル・パワー(#1 Team Penske/シボレー)
2位 シモン・パジェノー(#22 Team Penske/シボレー)
3位 エリオ・カストロネベス(#3 Team Penske/シボレー)
4位 ファン・パブロ・モントーヤ(#2 Team Penske/シボレー)
24台が参加し、ホンダとシボレーが各12台という布陣。トップ10で見てもシボレー勢が8台をそこに入れてきており、ホンダ勢で琢磨の次位は8位のライアン・ハンターレイ(#28 Andretti Autosport)となっている。
決勝は現地29日。琢磨には、予選1~4位占拠のペンスキー勢に切り込んでいく戦いを期待したいところだ。
《遠藤俊幸@レスポンス》
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