【選抜甲子園15】2回戦で早くも大阪桐蔭と八戸学院光星が激突…大会6日目結果 | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

【選抜甲子園15】2回戦で早くも大阪桐蔭と八戸学院光星が激突…大会6日目結果

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【選抜甲子園15】2回戦で早くも大阪桐蔭と八戸学院光星が激突…大会6日目結果
  • 【選抜甲子園15】2回戦で早くも大阪桐蔭と八戸学院光星が激突…大会6日目結果
選抜高校野球大会6日目も3試合が行われ、第2試合からは2回戦が始まった。第2試合には夏春連覇を目指す大阪桐蔭が登場する。

■第1試合:東海大四(北海道)3-0豊橋工(愛知)

2014年夏の大会は超スローボールで注目されたエース西嶋亮太を擁し、甲子園1勝上げている東海大四が、1回戦最後の試合に登場した。相手は21世紀枠で出場の豊橋工。前日の試合で21世紀枠の松山東が二松学舎大付を破っており、2日続けて番狂わせが起きるのを楽しみにするファンも多かった。

試合は6回まで両チーム0行進が続く投手戦になった。

七回表に東海大四は先頭バッター8番・大沢志意也がライト前ヒットで出塁。9番・渡瀬太揮が送り、1アウト二塁のチャンスを作る。1番・.冨田勇輝が内野安打で続いて、1アウト一塁、三塁とした。

スクイズ失敗と盗塁、四球で2アウト満塁の場面を作り、4番・邵広基がバッターボックスに入る。高目のボールを打ち上げ打球はライトとセカンドの間に上がる。打ち取った打球かに思われたが、これをセカンドが落球。その間に2アウトでスタート切っていたランナー3人が生還する。

反撃を試みる豊橋工だが東海大四・大沢の前に、四回以降はノーヒットに抑えられ、無念の完封負けを喫した。

■第2試合:八戸学院光星(青森)1-4大阪桐蔭(大阪)

2012年の春夏大会では決勝戦で戦った2校が、早くも2回戦で激突した。当時は現・阪神タイガースの藤浪晋太郎を攻略できず、大阪桐蔭の前に涙を呑んだ八戸学院光星。今度こそと強い気持ちで王者に向かって行く。

だが気合いが裏目に出たか一回からピンチを招く。ヒットと連続死球で1アウト満塁。5番・原田知希が犠牲フライを打ち上げ、早々に大阪桐蔭が先制した。その後も八戸学院光星の先発・中川優はコントロールが定まらず、押し出しで追加点を献上してしまう。

二回以降は立ち直り無失点に抑えるものの、七回再び大阪桐蔭打線が襲いかかる。

先頭の6番・谷口一樹が高めに浮いたスライダーをフルスイング。ピッチャーの失投を1球で仕留めた当たりは、レフトポール際への大会第8号ソロホームラン。投手戦が続き予断を許さない中で、試合の流れを大きく引き寄せる1本が出た。

さらに1点を追加し4点リードした大阪桐蔭。エース田中誠也は危なげない投球を続け、8回にエラー絡みの1点は失ったものの、八戸学院光星打線を9回3安打1失点8奪三振、四死球3で封じ込めた。

■第3試合:常総学院(茨城)8-1今治西(愛媛)

この試合は初回から常総学院が大きなリードを奪い、最後まで今治西に流れを渡さなかった。

一回の表、常総学院は1アウト満塁のチャンスを作り、5番・荒原祐貴が打席に入る。逆風の中で荒原は犠牲フライを狙っていた。だがカウント1-2からフルスイングした打球は、外野の頭を越えライトスタンドまで届く大会第9号の満塁ホームラン。一挙4点を先制した。

これで試合は常総学院のペースになった。四回に3点、五回に1点追加し着実に今治西を突き放す。

今治西は七回まで相手投手の前にヒット1本と沈黙。チャンスを作り出すことができないでいた。それでも八回裏の攻撃。ピッチャーが2番手の村雄大に代わったところで、四球によりランナー1人出塁。2アウト二塁とし、1番・秋川優史のタイムリーツーベースヒットで1点を返した。

しかし、その後は常総学院が細かい継投を見せ、反撃を封じ込める。安定した戦いぶりで今治西を退けた常総学院が、2回戦を突破した。

■3月27日の対戦カード

静岡(静岡)-木更津総合(千葉)
敦賀気比(福井)-仙台育英(宮城)
浦和学院(埼玉)-大曲工(秋田)
《岩藤健》

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