イタリアのティレーノ~アドリアティコ。3月17日の最終第7ステージはサン・ベネデット・デル・トロントでの10kmの個人タイムトライアル。スイスのファビアン・カンチェラーラ(トレックファクトリーレーシング)が最速タイムを叩き出して優勝した。
海岸沿いのリゾート地に設定されたこの日のコース。カンチェラーラは第1ステージを制したアドリアーノ・マローリ(モビスター)を4秒を上回る11分23秒、平均速度時速52.798kmのタイムでトップに立つ。
その後、1時間以上ホットシートで他の選手のタイムを見守っていたが、トップを守り切りステージ優勝を手に入れた。2位はマローリ、3位は9秒差でバシル・キリエンカ(スカイ)。
第5ステージの吹雪の頂上ゴールを制して総合首位に浮上したナイロ・キンタナ(モビスター)は、総合2位バウケ・モレマ(トレックファクトリーレーシング)とのタイム差を39秒差から18秒差まで縮められながらも、リードを死守。2014年ジロ・デ・イタリアに続き、イタリアのワールドツアーレースで総合優勝を獲得した。
総合2位はモレマ、3位は31秒差でリゴベルト・ウラン(エティックス・クイックステップ)と続いている。
キンタナはヤングライダー賞も獲得、モビスターはチーム総合優勝にも輝いている。ポイント賞はペーター・サガン(ティンコフ・サクソ)、山岳賞はカルロス・キンテロ(チームコロンビア)が手に入れた。
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