イタリアの2015年ティレーノ～アドリアティコ。3月12日の第2ステージはカマイオーレ～カッシーナ間の153km。終盤に落車が相次ぐ中、ベルギー・ロード王者のイェンス・デブシェール（ロット・スーダル）がゴールスプリントを制し、2015年初勝利を挙げた。
序盤の2つの丘をのぞき、ほぼ平坦なコースを走るこの日は7選手が逃げを決める。残り約20km、カッシーナの周回コースに入ったところでレースが活性化。逃げの7人は分裂し、先頭には3人が残る。しかし、最後はエティックス・クイックステップ、ティンコフ・サクソなどスプリントを狙うチームが集団をまとめ上げる。
終盤に何度か落車が発生する中、ゴール直前でも激しいクラッシュが発生。エリア・ビビアーニ（チームスカイ）がマーク・カベンディッシュ（エティックス・クイックステップ）の後輪と接触。激しく地面に叩き付けられ、数人の選手が巻き込まれる。
このクラッシュを逃れた選手たちが、スプリントでゴールに向けて突進。MTNクベカのトレインの背後から飛び出したデブシェールが、ステージ優勝を手に入れた。デブシェールはポイント賞ジャージも獲得。2位はピーター・サガン（ティンコフ）、3位はサム・ベネット（ボーラ・アルゴン18）。
総合はアドリアーノ・マローリ（モビスター）がリーダージャージを守った。ボーナスタイム6秒を獲得したサガンが、タイム差なしの2位に浮上している。
《》
page top
