ジェイミー・モイヤーの持つメジャー最年長勝利記録(49歳180日)更新の期待も掛かる、中日の山本昌投手が苦境に立たされている。3月3日の教育リーグで負った負傷が未だ癒えていない。
山本は3日のソフトバンク戦に登板したが、右ヒザを捻り1球で降板していた。直後は「軽く捻った」と軽傷を強調したが、検査の結果は軽度の右ヒザ膝蓋靱帯炎だった。
あれから1週間経つが、山本は未だ投球練習を再開できていない。軽いキャッチボールなどはこなすが、まだ下半身に力を入れると痛みが出る。
歳を取ると怪我の治りが遅くなるのは仕方ない。だが調整の遅れにファンも「やっぱり中日の山本昌投手はこのまま引退の可能性もあるなぁ」「このまま引退とかありえるよね」「まさかこのまま引退やないやろな」と心配している。
2014年オフに契約を延長した際、本人からも2015年がラストイヤーと取れる発言が出た。集大成のシーズンに向けキャンプから順調に調整を続けてきただけに、この出遅れは惜しい。
「9月までに戻ってくれば50歳の勝利投手がみれる」「50歳での勝利という歴史的な瞬間は見てみたい」と、ファンは復帰の希望を持ち続けている。その期待に応えられるか。
《岩藤健》
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