イタリアのワンデーレース、2015年ストラーデ・ビアンケが3月7日にサン・ジミニャーノ~シエナ間の200kmで開催。約50kmに渡る未舗装路区間が含まれる難コースで、チェコの元シクロクロス世界王者ゼネク・スティバル(エティックス・クイックステップ)が勝利を飾った。
未舗装路に舞う白い砂埃が、特徴のこのレース。ジュリアン・アレドンド(トレックファクトリーレーシング)を含む4人の逃げが吸収された後、残り約52kmでペーター・サガン(ティンコフ・サクソ)、スティバルらのアタックをきっかけに、優勝候補たちによる9人の先頭集団が形成される。その中には、このレース過去2勝のファビアン・カンチェラーラ(トレックファクトリーレーシング)も入った。
先頭9人から、残り25kmでダニエル・オス(BMCレーシング)が単独アタック。これを追いかける選手たちも攻撃を繰り返し、残り12kmで優勝争いはグレッグ・バンアーベルマート(BMCレーシング)、アレハンドロ・バルベルデ(モビスター)、スティバルの3人に絞られる。
残り1kmでシエナの旧市街の上り坂に突入すると、ライバル2人のアタックに冷静に対応したスティバルがラスト200mで加速し、勝利をつかみとった。2位は2秒差でバンアーベルマート、3位は18秒差でバルベルデだった。
シクロクロスの元世界王者でもあるスティバルは、そのテクニックとパワーを悪路のレースで発揮した。
「もちろん、この勝利には興奮している。今朝のミーティングで監督とチームは僕を信頼し、エースにしてくれた。大きな責任だったし、僕にその名誉の価値があることを証明できてうれしいよ」
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