ポルトガルの2015年アルガルベ一周。2月19日の第2ステージはラゴア~モンシケ間の197.2km。イギリスのゲラント・トーマス(スカイ)が最後の上りでのアタックから逃げ切って今季初勝利を挙げ、総合首位にも浮上した。
序盤は5人の選手が逃げ、後続に5分前後の差を開く。この日のコースはアルガルベ・サーキットを一周通過したが、その後169km地点でエティックス・クイックステップが先導するメイン集団に逃げは吸収された。
続いて新たに5人の選手が逃げるが、最後の3級山岳に差し掛かったところでこれも集団に捕まってしまう。
この距離8kmの上りの勾配が厳しくなると、レイン・タラマエ(アスタナ)がアタック。これに反応したトーマスがタラマエをかわすと、そのままライバルたちを置き去りにし、逃げ切り勝利を飾った。
2位は19秒差でタラマエ、3位は23秒差でバレリオ・アニョーリ(アスタナ)が続いた。
ボーナスタイムも獲得したトーマスは、タラマエに30秒差をつけてリーダージャージも獲得した。
普段はアシストとしても活躍するトーマスは「タラマエについていこうと決意したとき、振り返ってみると後ろは全員限界だった。僕は飛び出し、何度か深呼吸して彼の前に出た。ゴールまでリードを守れたよ。僕はそんなに勝利が多い方じゃない。特に自分自身のはね。最高の1年のスタートだ」と喜んでいた。
《》
page top