東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会は、NECと東京2020スポンサーシップ契約を締結した。2015年2月19日には上記に関する会見が開かれた。
契約内容は国内最上位のパートナーとして位置づけられる「東京2020ゴールドパートナー」であり、スポンサーカテゴリーは社会の安全・安心を効率的に支える「パブリックセーフティ先進商品」と「ネットワーク商品」が中心となっていて、NECの技術を活かし、安心・安全な東京2020の実現に向けて貢献を図っていく。
■パブリックセーフティ先進製品
・生体認証（顔、指紋などの身体的特徴から個人を識別）
・行動認知（人、車両、物体の動きを自動的に完治・解析）
・ドローン（無人小型飛行ロボット）
■ネットワーク製品
・SDN（ネットワークをソフトウェアで制御し、システム全体で最適化実現）
・有線ネットワーク
・無線ネットワーク
「東京2020に向けて確実な成長を遂げるために沢山のことをNECは貢献できると考えています。NECは安全・安心・効率的・公平で豊かな社会の実現をしていきたいと考えていて、その分野においては高い技術をもっています。今回その分野においての協力ができることとなったので、特にNECの専門技術がセーフティーなオリンピックの実現に貢献できると思います。」
NEC取締役執行役員常務兼CMO清水隆明氏はプレゼンテーションにて語った。
以下は、東京2020も含め、未来へのNECのビジョンを描いた動画である。
こうしたビジョンをもってNECは動いていく。オリンピック・パラリンピックにおいて他国から沢山の人が日本に訪れることが予想されるが、本人確認の手間を省くために顔認証のシステムを導入予定。技術はすでにUSJで導入済み。年間パスポートは、NECの顔認証システムを利用している。
また、映像から、人々や物体の動きを自動分析し、異常を検知するとアラームを出す行動検知・解析システムを導入により、異常への迅速な対応や、混雑の予測などにも対応していく。
《大日方航》
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