男子テニスツアーのメンフィス・オープンは15日、準決勝が行われ世界ランク5位の錦織圭は同41位のサム・クエリーを5-7、7-6、7-6で下し、3連覇に向け決勝進出を決めた。
ここまで2試合連続ファーストセットダウンからの逆転勝ち。準決勝の相手は過去2勝3敗のクエリー。準々決勝ではイズナ―とのビッグサーバー対決を制し勝ち上がってきた。この試合でも序盤から強烈なサーブを決め、錦織にペースを作らせない。
錦織は3試合連続でファーストセットを落とす苦しい立ち上がりとなった。また第2セットでは左足を気にする素振りも見せ、トレーナーを入れるなど決して体調は万全でない。それでもタイブレークにもつれこんだ第2セットを取り、勝負の第3セットに繋げる。
第3セット第12ゲーム、クエリーのサービスゲームでマッチポイントを握った錦織だったが、ここはクエリーがしのぐ。勝負は2セット続けてタイブレークに突入した。
最後はクエリーのダブルフォルトでマッチポイントを掴んだ錦織が押し切り、2時間40分を超える激闘に終止符が打たれた。
16日の決勝は第2シードのケビン・アンダーソンと対戦する。勝てば錦織自身初、また大会の歴史上でも初となる3連覇。
試合は16日、午前7時からWOWOWで生中継される。
《岩藤健》
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