2015年ツアー・オブ・カタール、2月8日の第1ステージで今大会注目選手の2人がピンチに。スロバキアのペーター・サガン(ティンコフ・サクソ)が落車し、ベルギーのトム・ボーネン(エティックス・クイックステップ)も巻き込まれた。
ステージ中盤、サガンは路面の小石に当たって激しく落車。その直後につけていたボーネンら他の選手も巻き込まれた。
ボーネンは「サガンは路面の穴にはまったんだと思う。僕がわかったのは、彼が目の前にいて、とても高速で走っていて、そのとき彼が落車したということだ。サガンは激しく落車した。僕が止まるのは間に合ったけど、後ろの選手がぶつかってきたんだ。でも、僕はまったく大したことない。ラッキーだったね!」とその場面を振り返り、無事をアピールした。
一方、ティンコフ・サクソのトリスタン・ホフマン監督は「路面の石のせいで、サガンは集団内で落車した。すりむいて、当然痛みもあるけど、どこも骨折はしていない。彼の精神力には感動したよ。最後のスプリントに参加する必要はなかったのに、彼は先頭集団に留まり、4位でフィニッシュしたんだ」とサガンの状態を説明し、その後の奮闘をたたえた。
カタール最多勝を誇るボーネンは第1ステージ2位、第2ステージ5位に入り、総合では1秒差の2位につけている。
ティンコフ・サクソ移籍初戦のサガンも2ステージ連続で4位に入り、ヤングライダー賞トップに立つなど、落車の影響を感じさせない走りを続けている。
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