チェコ・タボールでの2015年UCIシクロクロス世界選手権、1月31日に行われたジュニア男子はシモン・アンドレアセン(デンマーク)が独走で優勝を飾った。
気温0度前後の寒さの中、コースはレースが進むにつれて泥がぬかるんでいく。序盤トップに立ったワールドカップ総合優勝のエリ・イゼルビト(ベルギー)はこの泥の中でトラクションに苦しみ、レース半ばで4番手まで交代する。
その一方で、同カテゴリーのMTB世界王者でもあるアンドレアセンはただひとりシケインをジャンプで超えるテクニックを活かし、先頭に立つ。そのまま最後までライバルを引き離し、最後はデンマークの旗を持って勝利のウィリーでゴールに現れた。
2位争いはイゼルビト、マックス・グーリッチ(オランダ)、ゲイジ・ヘックト(アメリカ)の3人の争い。ここからイゼルビトが抜け出し、アンドレアセンから40秒遅れで銀メダルを獲得。そのすぐ後方ではグーリッチとヘックトがスプリント争いを繰り広げるが、最終コーナーでヘックトがチェーンを落とし、そのすきにグーリッチが銅メダルをつかんだ。
日本の竹内遼は53位、山田将輝は54位だった。
《》
page top