ツアー・ダウンアンダー最大の勝負どころウィランガ・ヒル、2015年大会でも2年連続でこの上りを制したのはリッチー・ポート(チームスカイ)だった。
1月24日の第5ステージ、終盤の横風区間で集団が分裂し、BMCレーシングなどが先行すると、チームスカイのアシストたちは力を尽くしてポートを先頭に戻した。
チームの期待に応えてポートは残り1.2kmでアタックすると、追いすがる総合首位のローハン・デニス(BMCレーシング)を最後は振り切り、ステージ優勝を獲得。沿道の大観衆が見守る中、先日のオーストラリア選手権のタイムトライアルに続き、好調な2015年のスタートを切った。
しかし、総合順位では2位に上がったものの、デニスにはわずかに2秒届かずリーダージャージを手繰り寄せることができなかった。
「ジャージが獲れたとは思わないけど、ちょっと残念だね。でも、ステージ優勝できてうれしいよ。最高の1年のスタートだ。去年はつらいシーズンだったからね。チームはすばらしかった。全面的にローハンを称えるよ。彼に対してできる限り全力を尽くしたけど、十分じゃなかった。明日はまだ逆転の可能性があるけど、僕はある意味今日で片をつけたいと思っていたんだ」
「この上りはよく知っている。パラクーム(第3ステージ)よりもずっと僕に合っているんだ。今日はツールやジロのステージを走っているようだったよ」
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