連日レースが続く中、緊張した選手たちの気持ちを和らげたのは動物だった。
オーストラリアの動物で思いつくのは、コアラ・ワラビーではないだろうか。
TourDownUnderでは、彼らが登場する場面があった。ヴィレッジでは、ユーカリの木にとまったコアラがお目見え。ヴィレッジに来た人だけではなく、選手たちもコアラを抱いたり話しかけるようにしている姿が。
また、ツアーも中盤になってくるとレース開始前は選手たちの顔つきがさらに厳しくなる。その緊張した選手たちの心を落ち着かせたのは、スタッフが連れてきたワラビー。サインボードの近くでスタッフが抱きかかえ、サインをした選手たちに抱かせようとする。ほとんどの選手が抱きかかえ、それまで厳しい表情だった彼らが笑顔で優しい顔になる。
選手によっては、スタッフに生態のことを聞く選手も。それだけ心に余裕ができたのかもしれない。
オーストラリアのレースであることを感じさせる場面であった。
《Photographer Asami SAKURA》
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