登山や簡単な運動を楽しむ休日。リフレッシュのタイミングを香りで引き立てる
コーヒー市場に新たなチャレンジャーが登場した。
コーヒーチェーン店の激しい戦いが続き、コンビニコーヒーの大ヒットと、コーヒー界隈をめぐる市場は活況だ。韓国の半導体サプライヤーのノウハウを活かした新世代コーヒータンブラーで、世界に挑戦する企業がある。
韓国の振興企業BEANSCORPは、半導体サプライヤーだったHan-Sang Yoon社長率いるタンブラーメーカー。2年の開発期間を経て2015年、世界展開を狙うタンブラー「Cafflano KLASSIC」を展開する。
製品は、メードイン韓国にこだわる。25個の部品で構成されるタンブラーのうち、2つのセラミック部品が中国製で、他のものはすべて韓国製。表面のデザインを起こす際の金型が、韓国製であることで、継ぎ目のない連続した表面が得られる。
コーヒーをこすフィルターにもこだわった。1枚のシートをマスキングし、科学反応できめ細かい穴をつくっている。半導体の発想を活かしたポイントとなる。
コーヒー豆をすりつぶすハンドルにも、力がかかっても簡単に壊れないよう剛性をもたせた。梱包デザインにもこだわりをみせている。これまで製品の開発のみで、およそ2000万円を投資している。
タンブラーは世界各国のコーヒー関連の代理店などと契約し、欧州とアジアを中心に展開していく。まずは1月末に韓国で、3月をめどに日本の小売り店やコーヒーショップに展開される予定。すでに韓国では5000個からの納品があり、欧州では数万個単位で受注が決まっているという。
Yoon社長は「弊社はイノベーティブ、ユーザーフレンドリー、シンプルをモットーにやっています」と話す。
「日本はコーヒーに関しては大きな市場。ドリップの仕方を発展させた背景があります。「Cafflanoシリーズは、むこう3年で年間50万個を世界で販売することが目標。KLASSICを皮切りにどんどん新しい製品を展開していきます」と意欲を見せる。
価格は90~100USドルの見込み。「コーヒー豆をひいて、香りと時間のゆとりを作ることがワンストップでできる製品になっています」と自信をのぞかせた。
《編集部》
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