台湾メーカーのAiQ Smart Clothing Inc.は14日、東京ビッグサイトで開催されている「ウェアラブルEXPO」にて、ステンレスファイバーを利用したスマート衣料用の新素材「AiQ」を展示している。
「AiQ」は、ポリエステルとステンレスファイバーを編み込んだ部分が人体センサーとなり、脈拍などを計測するというもの。センサーが検知した信号は服に取り付ける送信モジュールからスマートフォンやPCに送られる。
センサーやモジュールまでの配線はステンレスファイバーによってポリエステルの生地と一体化されるため、AiQによるスマート衣料は、電極やリード線を取り付ける必要がないのが特長だ。
心拍や呼吸などが測ることができるほか、センサーを工夫すれば体温や血圧、血液中の酸素濃度、血糖値なども計測も不可能ではないという。なお、送信モジュールはWi-Fi、Bluetooth、ZigBeeなど各種通信方式に対応する。
また同社では、選択できるLEDを内蔵したウェア、RFID内蔵衣料生地、医療向けのウェアラブル製品なども手掛けているという。
《中尾真二@RBBTODAY》
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