【はじめてのライフログ】地道な入力を卒業してボタン1つ押すだけでデータ転送 | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

【はじめてのライフログ】地道な入力を卒業してボタン1つ押すだけでデータ転送

ライフ ハウツー
ライフログで計測したデータはガーミンコネクトというサイトに集約されてデータ管理できる
  • ライフログで計測したデータはガーミンコネクトというサイトに集約されてデータ管理できる
  • これまではエクセルに体重や運動力を入力してグラフ表示して推移をチェックしていた
  • オンラインで他のユーザーと運動量を競ったり、目標達成するとホメてくれたりする
  • ボタン1つしかないのでモード変更がわかりやすい
歩行数や消費カロリーなどの日常生活上の運動量を記録し、パソコンやスマホに取り込んで管理できるライフログ。生まれたときからデジタルツールがある若者とはまったく思考回路の違う50代がどこまで使いこなせるかの第2弾レポート。

1万4000円のデビッドカード払いで大手家電ショップで手に入れたガーミン(Garmin)のvivofitというライフログ・リストバンド。導入して1週間でようやく使い勝手が分かってきたが、まずはボクがこれまでどうやって自分の健康に関わるデータを管理してきたかの報告。

ボクよりも年上の世代ならきっと大学ノートに走った距離や体調などを細かくメモしていたはずだ。それよりももうちょっとコンピュータ化して、エクセルの表に連日の体重(最大と最小)、走行距離を入力。自動処理でグラフ表示されるので、それを見れば変動は一目瞭然だ。7月のツール・ド・フランス時期になぜか体重が増えることなどが客観的に把握できた。

次に自分自身の記憶からその理由を探った。ツール・ド・フランス取材時はクルマの運転だけで疲れ果て、日常生活の運動量が激減すること。毎日原稿を出し終わった達成感で夕食は普段以上に食べてしまう。フランスではたんぱく質に偏った食事となりがちで、脂肪も増えたかもしれないが筋肉量もアップしたので体重が増えたのでは。などど勝手な論理を展開できるわけだ。

さて今回、ライフログを導入したのをきっかけにエクセルの入力をやめた。これからはボタン1つで毎日の歩数がパソコンやスマホに転送でき、データが蓄積されていくからだ。ただし体重は自分で量って手入力となる。ま、作業としてはこれまでと同じなのでそれは気にならない。

こうやって取り込んだデータはガーミンが無償提供するサイトで個人の蓄積として管理閲覧できる。ただし「予告なしに閉鎖することもありますよ」とただし書きも掲載されている。これらのデータがグラフ化されるので運動量の推移が把握でき、体重変動と照らし合わせて自分で分析するという仕組みだ。

もちろんオンライン上で他のユーザーと競い合うなどのモチべーション維持アイテムはいくつかある。オプションでハートレートモニターのデータも表示される仕組みだが、そこまでシニアが求めているかというとそうでもない。もう無理がきかない年なので、「息が弾むようなレベル」なんていう感覚で十分なのだ。

さて次回。これだけ便利なのだから7月はツール・ド・フランスに持ち込むつもりなのだが、果たして海外使用はどうなのか。取扱説明書には日本での使用に限るとあり、日付や時間を修正する方法は書いていない。それと50m防水なので装着したままシャワーを浴びることはできるけど、ボクはバスタブに熱めのお湯と入浴剤を入れて疲れを取らないとパリまで完走できないのだが、果たして大丈夫か?
《山口和幸》

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