欧州を拠点に活動する新しいコンチネンタルチームとして「チャンピオンシステム」が発足した。登録はニュージーランドとなり、全選手の平均年齢は23歳(2015年1月1日付け)となる。7カ国の選手が所属する。
若手を育成するチームの活動方針に賛同するメインスポンサーはグローバルに展開するカスタムウエアメーカーのチャンピオンシステム。日本からもNIPPO、IRCタイヤ・井上ゴム工業が協賛する。
所属選手は将来的にランプレやNIPPOビーニファンティーニなどのプロチームへとステップアップできるようチーム一丸となってサポートしていくという。
登録されるメンバーは12月16日現在で11選手。現在も数選手と交渉中で今後増える可能性もある。ニュージーランドを中心に将来を期待された選手たちだ。
マイケル・ビンクは2008年ジュニア世界選手権チームパーシュートで3位のメダルを獲得しているが、スピードだけでなく登りやタイムトライアルも得意とするオールラウンダー。U23だった2013年にベルギーのUCI1.2レースで優勝し、2014年はニュージーランドで開催されたニュージーランドサイクルクラシック(UCIオセアニアツアー2.2)で個人総合優勝を飾った。2014年はバジェットフォークリフトに所属していたが、本人の「ヨーロッパで活動したい」という強い意志により、所属が決まった。
ニュージーランド期待のジョシュア・ハガーティーは来期でU23クラス2年目。2013年にはジュニア世界選手権で2個のメダルを獲得しているスピードマンで、ジュニアのニュージーランド選手権個人ロードレースでも優勝している。
日本からは2013年にNIPPOに所属していた徳田鍛造が加入。全日本選手権U23個人ロードレースでは2013、2014年と2連覇を達成。また2014年には同レースで2位に入賞し兄弟でワンツーを達成した弟の優も加入する。
小石祐馬は昨季ツールドコリア第6ステージでエスケープに加わり4位入賞。2012-2013シーズンはチームユーラシアのメンバーとしてベルギーを拠点にしていたこともあり、慣れた生活環境でその実力をさらに伸ばすことが期待される。
ドイツのザッシャ・ベバーはシクロクロスで活躍している選手(UCIランキング18位)だが、ロードでの成績も好調。2014年はドイツ選手権で6位(優勝はA・グライペル)。他にも欧州のUCIレースにおいて複数回入賞している。
《編集部》
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