仲間から聴いた紅葉ポイントで現地集合することとなり、「勾配きついから、自転車なら無理しないでね。」とメッセージが到着。どんなものかと臨みました。
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当たり間ですが、紅葉するところは山の中。ここ鹿児島ですが、寒暖の差が激しいところです。そして言われていた例の坂の前につきました。瞬間、「通りで…」と感じました。その道、形容するにふさわしい言葉は坂ではなく壁。登れば登るほどにメッセンジャーバッグの重さが体に負担となります。あの名高いワンデーレース、「フレッシュ・ワロンヌのユイの壁か!」と心で突っ込みながら。
普段ならワタクシ「きつい勾配待ってました―!」と唸りをあげる体も、重いバッグを担いでいると、そんな気分じゃなくなります。ダンシングもできない。最大勾配は17%。なんとか薩摩のユイの壁を超えて目的地にたどり着きます。
友人と合流して、いざ紅葉狩り。疲労した体とヒルクライム後の高揚感で集中力は持続せず…。構図もピントもてんでダメという感じでした。自転車を乗った後に、集中力を持続するというのも必要と感じました。
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帰りは待ちに待っていた夕食。本コラムのメインでもあります。
麺食堂TaRaさんであっさりラーメンと唐揚げを頂きました。開店時間と同時についたのでゆっくり食べることができました。
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こちらのラーメン、店主さんが居酒屋出身のため、専門店や他のラーメン屋よりも唐揚げがおいしいという特徴があります。もちろんラーメンもうまい。黒さつま鶏骨使用のスープです。味玉にもやしにコシのある麺。
寒い中、走った体に染みわたる瞬間です。まさに至福のときでした。