「サイクルモードインターナショナル2014」ウィリエールのブースには、伝説のクライマー、故マルコ・パンターニがツール・ド・フランスなどで実際に使用したバイクが2台展示され、多くの来場者の熱い視線を集めていた。
2014年2月14日に他界したパンターニの没後10年に当たる今年は、その生前の偉業に再び注目が集まっている。今回展示されたロードバイクとTTバイクの2台は、イタリアのウィリエール・トリスティーナ本社のミュージアムに展示されていた実機である。
ロードバイクは1997年ツール・ド・フランス、ラルプデュエズのステージで優勝したときに乗っていた軽量モデル。フレームは、イーストンのアルミパイプを使用。自転車の各所にはピラータ(海賊)と呼ばれたパンターニのイラストが描かれている。
TTバイクは、当時使われていた前輪よりも後輪が大きいファニーバイクと呼ばれるタイプ。フレームは、同じくイーストンのアルミパイプを使用。タイムトライアルを苦手としていたパンターニだけに、TTバイクの実機が残されているのは珍しいという。
《》
page top