【日本シリーズ14】史上初の珍事!? 西岡の守備妨害でソフトバンクの優勝が決まる | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

【日本シリーズ14】史上初の珍事!? 西岡の守備妨害でソフトバンクの優勝が決まる

スポーツ 短信
野球 イメージ(c)Getty Images
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ソフトバンクホークスの3勝1敗で迎えた日本シリーズ第5戦。本拠地ヤフオクドームに詰めかけた満員の観客の前で、見事ホークスが日本一の栄冠をつかみ取った。しかし、守備妨害という思わぬ決着の仕方に、試合終了直後からネットは荒れた。

問題となったのは9回表。ホークス守護神のサファテは制球が定まらず、連続フォアボールで1アウト満塁のピンチを招く。ここで迎えるバッターは西岡。

サファテは西岡に対してもストライクが入らずボール先行の苦しい投球が続く。

3ボール1ストライクからサファテが投じたのは高目のストレート。これを西岡が叩き付け、ボールは1塁へ。ファーストの明石が捕りボールは本塁に送られる。まず1アウト取り、キャッチャーの細川はダブルプレー狙いで1塁に送球した。

タイミングは完全にアウトだったが、細川の送球が逸れボールは一塁線を転々とする。この隙に阪神はランナー2人が還り逆転かと思われた。しかし、すぐに球審はアウトを宣告。線審も異論を唱えずダブルプレーが完成。ホークスが優勝した。

この瞬間なにが起こったのか。

キャッチャーから1塁への送球を妨げない、守備を邪魔しないため、バッターランナーはグラウンドに引かれた線の外側を走るのがルールで決められている。西岡の場合は外側へ駆け抜けたのがベースの直前、あるいは踏んだ後であり、ボールが当たった瞬間には足が内側に残っていた。

このため守備妨害を取られバッターランナーはアウト。タイガースの日本シリーズ敗退が決まった。

この結果にはファンも釈然としない様子だ。

「正直昨日の日シリは誰も得をしない終わり方だったな」
「西岡の守備妨害について悶々としております」
「好きな選手なだけにショックでかすぎ」
「黙ってたら押し出し一点だった確率高かったのにね」
「友達の阪神ファン露骨に機嫌悪い」

サファテの状態を考えれば、バットを振らずに押し出しで1点取れる場面だっただけに、力んで打ちにいってしまったのが、そもそも失敗だったのではないかという意見もある。

いずれにしろタイガースは29年ぶりの日本一を逃し、また禍根の残る結果となってしまった。
《岩藤健》

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