中国の2014年ツアー・オブ・ハイナン(UCIアジアツアー2.HC)、10月24日の第5ステージは興隆~三亜間の181kmで途中に2級山岳が2つそびえている。
この日も雨の中のレースとなったが、序盤は5人の選手が逃げ、最大4分のタイム差を築く。追いかけるメイン集団は残り28kmの2つ目の2級山岳で分裂し、前の集団は逃げの5人からひとり生き残っていたセルゲイ・グレチン(ウクライナ・ナショナルチーム)を捕まえる。
最後はこの20人あまりの先頭集団でのスプリント争いとなり、アンドレア・パリーニが優勝、ニッコロ・ボニファジオが2位とランプレ・メリダが1-2を飾った。3位にはルスラン・トルバイェフ(アスタナ)が入った。
折り返しの第5ステージを終えて、パリーニはリーダージャージも獲得した。
第1ステージから2位、3位、5位、2位と続いていたパリーニは「シーズンも終わりだけど、ついに今季初勝利を挙げたよ。勝利はみんなの目標だ。チームメイトの協力のおかげで、僕は達成した。(残り28kmの)上りではアスタナの加速で先頭グループは10数人になった。僕たちの総合狙いのマヌエーレ・モーリは前にいたし、ベルキンはひとりもいなかったようだ。おそらく彼らは連れ戻せると思ったんだろう。だから、僕は下りでアタックした。ウェットコンディションで路面は滑りやすかった。とにかく僕たちは集団から逃げ切って、逃げの選手を捕まえた。僕たちの集団には、ボニファジオとフェラーリと僕がいた。完璧なスプリントだったね」と振り返った。
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