中国で開かれている体操の男子団体で日本が中国に次ぐ2位に入った。
日本は世界選手権の団体で1978年以来となる優勝を目指し、トップで最終種目の鉄棒に臨んだ。先に鉄棒の演技を終えた日本は、中国に45点以上の大差をつける。
鉄棒は点が伸びにくいと言われた今大会。1人15点以上を出すのは至難と思われた。
しかし鉄棒で2人目、3人目が高得点を出した中国は、最後の最後で日本を0.1点抜いて優勝した。
得点が発表された瞬間に大歓声が沸き起こった体育館。一方この様子をテレビで見ていた日本人からは、採点に対し疑問の声が寄せられている。
「確かにすばらしかったけど、あそこまで点数出るか?」
「日本勢の嘘だろって顔がなんとも言えない」
「Dスコアでは中国が上だとしても、Eスコアに関してはそんな点数開かないでしょ」
「中国の選手は素晴らしい演技をしたと思う。 ダメなのは中国体操協会だと思う」
「中国のホームアドバンテージが露骨だったな…」
テレビ解説の米田功氏も、表彰式後にインタビューを受けた選手も歯切れが悪く、「(逆転された0.1点は)場所の差かな」という発言も聞かれた。
まるで計ったように抜いた0.1点の差。僅差での逆転だけに余計モヤモヤする人は多いようだ。
《岩藤健》
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