2011年のサラゴサ対レバンテ戦で金銭授受による八百長行為があったとして、リーガ・エスパニョーラは揺れに揺れている。検察は告訴を前提に動いているが、当時サラゴサに所属していたガビの発言をめぐって報道にも混乱が見られる。
スペイン「エル・ムンド」誌は最初、ガビが八百長を認めたとする内容の記事を掲載した。
ガビはサラゴサがチームの選手10人以上にボーナスの名目で入金があった。その金はおそらくレバンテの選手に渡すためのもので、試合前日には全員が出金していたと発言したと報じられた。
そのうえで「当時は既にアトレティコ・マドリードへの移籍が決まっており、個人的な利益はなにもなかった」との釈明を載せている。
しかし、後に「エル・ムンド」誌は記事を差し替え、「入金された金はその日のうちに返した」というガビの発言が掲載されている。
当時サラゴサを率いていたのは現・日本代表監督のアギーレ氏。検察はアギーレ氏にも出頭を要請しており、捜査の進み具合や事実関係によっては日本代表にも影響を及ぼしかねないとファンは心配する。
「アギーレは八百長に関与していてもしていなくても現在の状況について説明する責任がある」
「アギーレJAPAN早くも正念場」
「アギーレの八百長の件がいよいよヤバくなってきたな」
八百長に関与してなくとも、代表監督なら真摯に説明する責任があると考える人は多いようだ。今後の動向にも注目が集まる。
《岩藤健》
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