デンマークのベテラン、ニキ・セレンセンが9月28日にキャリア最後のロード世界選手権を走り終えた。
かつてデンマーク・ロード王者を4度獲得し、ツール・ド・フランスでもステージ優勝を挙げた経験がある39歳のセレンセン。スペイン・ポンフェラーダの2014年UCIロード世界選手権は、いずれもティンコフ・サクソの選手からなるデンマーク代表の一員として出場した。
このレースで、デンマークからはマッティ・ブレシェルが4位に入り、若手のミカエル・バルグレンやクリスユール・イェンセンも積極的な走りで活躍を見せた。
ティンコフ・サクソを通じ、セレンセンは「これが僕の最後の世界選手権だ。チームとマッティにとっていい結果で終われて本当によかった。僕はレース前半は調子よかったけど、終盤はパワーを失った。最終周にもう少しエネルギーが残っていればよかったね。でも僕自身は、全開で空っぽになるまで最高強度で走り続けた。サイクリストとして、代表チームでの11年間を締めくくるのに最高のかたちだと思うよ」と、全力で走り切れたことに満足していた。
さらに「もちろん、マッティの4位はみんなの印象に残った。彼はこういうコースでトップリザルトを狙える力を持っているんだ。でも、バルグレンとクリスユールも終盤に逃げでよく頑張った。バルグレンはもう少しでトップ選手たちと一緒に最後の上りを越えるとことだった。彼らは若いけど、パワフルな走りをしていたし、責任を果たしていたよ」と、デンマークの若手の成長に目を細めていた。
今後、セレンセンは10月1日のミラノ~トリノ、10月5日のジロ・ディ・ロンバルディアとイタリアのワンデーレースを2戦走り、現役生活にピリオドを打つ。
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