自転車の適正な利用と自転車レーンの必要性を訴える自転車イベント、第7回御堂筋サイクルピクニックが9月21日に大阪市・中之島を中心に開催された。
天候に恵まれ絶好のサイクリング日よりとなった同イベントの一番の目玉はアピール走行。銀何並木が美しく、気持ちのいい走行となった。
しかし、安全走行をするには課題が多い。信号機の表示のあいまいさや違法駐車なども多く、7~8人で構成されるグループで分かれて走行しても、危ないシーンはあった。
それでも、初期のサイクルピクニックと比べると各グループをけん引するアピール走行リーダーやリピート参加者たちが連携して安全走行のために行動していた点は感心できた。
同イベントではアピール走行リーダー講習会などを行い、危険が伴う幹線道路での移動に備えていた。そのかいもあり、グループ前後に配置されたアピール走行リーダーの手信号や会釈による自動車運転者とのコミュニケーションもスムーズだった。
交通環境に大きな変化はなくとも参加者の意識に変化が見られ、イベント自体の成長を感じることができた。
会場では食事や物販、ステージイベントも行われ、参加者同士の交流も盛んに行われていた。ウィーラースクールと呼ばれる子供自転車教室も開催。子連れの参加者たちも安全走行のため講習を真剣な表情で受講していた。同イベントは毎年、春と秋に開催され、2015年も予定される。
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