2014年ブエルタ・ア・エスパーニャ、9月4日の第12ステージは久しぶりに集団スプリントで決着し、ジョン・デゲンコルプ(ジャイアント・シマノ)が今大会3勝目、ブエルタ通算8勝目のステージ優勝を挙げた。
第7ステージの落車で右脚を負傷したデゲンコルプだが、この日は終盤のクラッシュを切り抜けると、最後はチームメイトのラモン・シンケルダムのリードアウトからスプリントを開始。2年前のブエルタのこのコースも制しているデゲンコルプは、その勝利を見事に再現した。ポイント賞争いでもリードを広げ、ジャージを守っている。
チームから発表されたデゲンコルプのコメントは以下の通り。
「終盤は荒れた展開だった。僕たちの成功のカギは落ち着いていたことだね。でも、完璧でも予定通りでもなかった。僕たちは狭い道とロータリーでバラバラになった。最後はラモンと僕が前にいて、僕たちの走りは完璧だった。僕は『落ち着け、慌てるな』と叫び続け、彼は完璧な仕事をしてくれた」
「彼はこの前の2勝で役に立てなくて落ち込んでいた。だから、今日は大きな役割を果たせて最高だったね。このチームで彼が成長しているのはいいことだし、こういうかたちでもう1勝できて本当にうれしいよ」
「マイヨプントス(ポイント賞ジャージ)については、これからタフなステージが続くし、ポイント獲得が難しいから、1日1日取り組んでいくよ」
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