【USAプロチャレンジ14】フォイクト、引退レースも最後までアタック「今後はライオンとサメについて解説するよ」 | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

【USAプロチャレンジ14】フォイクト、引退レースも最後までアタック「今後はライオンとサメについて解説するよ」

スポーツ 短信
2014年USAプロチャレンジ第7ステージ、引退レースのイェンス・フォイクト(トレックファクトリーレーシング)が敢闘賞
  • 2014年USAプロチャレンジ第7ステージ、引退レースのイェンス・フォイクト(トレックファクトリーレーシング)が敢闘賞
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  • 2014年USAプロチャレンジ第7ステージ、引退レースのイェンス・フォイクト(トレックファクトリーレーシング)が敢闘賞
  • 2014年USAプロチャレンジ第7ステージ、引退レースのイェンス・フォイクト(トレックファクトリーレーシング)が敢闘賞
イェンス・フォイクト(トレックファクトリーレーシング)が8月24日に行われたUSAプロチャレンジの最終第7ステージで現役最後のレースを迎えたが、いつもと変わらぬようにアタックを繰り返した。

このステージで最も積極的な走りを見せた42歳のベテランだったが、惜しくも勝利には届かず、残り10kmを切ったところでメイン集団に捕まった。

しかし、フォイクトはこのステージの敢闘賞を受賞し、表彰台の上から現役生活に別れを告げた。チームの公式サイトに掲載されたフォイクトのコメントは以下の通り。

「バイクの上で最後の瞬間までプロであろうと心がけたんだ。逃げ切りのチャンスは十分あると思ったし、確実にその逃げに入った。最後の瞬間までバイクに乗った手ごわいヤツでいたかったんだ。最後に挑戦し、賭けに出た。残り数kmでまた逃した。でもそれは変えられないことなんだ」

「これからはもう苦しみもない。ストレスもない。クラッシュのリスクもない。安全に走ることが今日の自分にとっては重要だった。自分を示す最後のチャンス、自分のすべてを投げ出す最後のチャンスだったし、これからは長く大きなホリデーが待ってるんだ」

「毎年、絵にかいたようなハードワークをしてきて、みんなが賞賛してくれた。自分が挙げたすべての勝利は、懸命に頑張ったからだ。トリッキーな勝利はなかったし、ラッキーな勝利もなかった。キャリアの中で、失敗は何度もしてきた。何度も捕まった。今週の2回のようにね。でもあきらめないんだ。それが、みんなが賞賛してくれたことだと思う」

「落車もやむを得ないけど、起き上がってホコリを払い、再び走り出さないといけない。おそろしいクラッシュも、すばらしい勝利も経験した。僕のキャリアは特別な瞬間であふれかえっているんだ」

「ツール・ド・フランスを子ども用自転車で20km走るなんて、想像できるかい? (激しい落車後)ヘリコプターで運ばれて、12週間後にレースに復帰するなんて想像できるかい? 6人の子どもがいる世界レベルのアスリートがいるかい? 僕のキャリアにはこんな瞬間がたくさんあって、それが人々を感激させたんだ」

「次? うーん、自由に選べるなら本屋に行って、痛みと関係ない静かでゆっくりとした仕事がいいね。またはディスカバリーチャンネルと契約して、ライオンとサメについて解説するよ」
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