【ツール・ド・フランス14】第17ステージ速報、マイカがピレネーも制して2勝目 ニーバリはさらにリード拡大 | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

【ツール・ド・フランス14】第17ステージ速報、マイカがピレネーも制して2勝目 ニーバリはさらにリード拡大

スポーツ 短信
ラファル・マイカ(ティンコフ・サクソ)
  • ラファル・マイカ(ティンコフ・サクソ)
  • ラファル・マイカ(ティンコフ・サクソ)が第17ステージで2勝目
  • ビンチェンツォ・ニーバリ(アスタナ)
7月23日(水)第17ステージ:サン・ゴーダン~サン・ラリー・プラ・ダデ(124.5km)

追走集団をけん引していた新城幸也(ヨーロッパカー)は残り25kmで仕事を終えて、エースのピエール・ローランに後を託した。

単独先頭のバシル・キリエンカは残り22kmの1級山岳ヴァル・ルーロン・アゼ手前で10人強の追走集団に捕まり、この山頂は再びホアキン・ロドリゲスがラファル・マイカをスプリントで抑えてトップ通過する。

2分40秒後方のメイン集団もマイヨジョーヌのビンチェンツォ・ニーバリのほかは10人弱まで人数が絞られ、1級山岳の下りでは総合5位のロマン・バルデ(アージェードゥーゼル)がアタックする。

一方、先頭集団は最後の超級サン・ラリー・プラ・ダデの上りに突入。ローランらがアタックを仕掛ける中、残り9kmでジョバンニ・ビスコンティが単独トップに立つ。しかし、マイカがチームメイトのニコラス・ロッシュの力を借りてビスコンティに追いつくと、残り2.5kmでビスコンティを振り切って、単独でピレネーの頂上ゴールを制した。

マイカは、アルプスでの第14ステージ以来の今大会2勝目、ティンコフ・サクソにとっては前日のマイケル・ロジャースに続く今大会3勝目となった。

後方のメイン集団では総合2位のアレハンドロ・バルベルデが遅れ始め、さらに飛び出していたバルデも吸収されると、残り5kmでマイヨジョーヌのニーバリが加速。これについて行けたのは総合4位のジャンクリストフ・ペローのみ。

結局2人はマイカから46秒差のステージ3位、4位でゴールした。バルベルデはいったん先行されたマイヨブランのティボー・ピノ(FDJ)、バルデらをかわして総合2位の座を守った。

この結果、マイヨジョーヌのニーバリは、バルベルデとの差をさらに50秒ほど広げ、リードを5分26秒とした。総合6位までの順位は変わらなかったが、3位ピノと4位ペローの差はわずかに6秒差と表彰台争いが過熱している。

山岳賞争いはレース中はロドリゲスにポイントを逆転されたマイカが、最後に50ポイントを獲得したことでマイヨブランアポアルージュを守った。ピノとバルデは同タイムでゴールし、新人賞のマイヨブランはピノがキープ。マイヨベール(ポイント賞)は、引き続きペーター・サガン(キャノンデール)。敢闘賞はバルデが受賞した。

通過順位
残り22km(102.5km)1級山岳:ヴァル・ルーロン・アゼ
1.ホアキン・ロドリゲス(カチューシャ)10ポイント
2.ラファル・マイカ(ティンコフ・サクソ)8
3.ヨン・イサギーレ(モビスター)6
4.バウク・モレマ(ベルキン)4
5.ペーター・ベリトス(BMCレーシング)2
6.アマエル・モワナール(BMCレーシング)1

フィニッシュ(124.5km)超級山岳:サン・ラリー・プラ・ダデ
1.ラファル・マイカ(ティンコフ・サクソ)50ポイント
2.ジョバンニ・ビスコンティ(モビスター)40
3.ビンチェンツォ・ニーバリ(アスタナ)32
4.ジャンクリストフ・ペロー(アージェードゥーゼル)28
5.アレッサンドロ・デマルキ(キャノンデール)24
6.ピエール・ローラン(ヨーロッパカー)20
7.フランク・シュレク(トレックファクトリーレーシング)16
8.バウク・モレマ(ベルキン)12
9.ニコラス・ロッシュ(ティンコフ・サクソ)8
10.アレハンドロ・バルベルデ(モビスター)4
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