ツール・ド・フランスはいよいよピネレー山岳コースでの3連戦に突入。初日はカテゴリー超級の山岳ポイント、ポール・ド・バレスを越えた。
さすが超級だけあってその景色は圧巻のひとことだった。アルプスとはまた違ったピレネーの山々がコースを包み込んでいる。道が狭いせいもあり、選手たちが来ると文字通り目の前を駆け抜けていく。チームカーなどの関係車両は観客とスレスレになりながら走り去る。
選手たちのスピードも距離が近いためいつも以上に速く感じる。トップ通過の選手はまるで傾斜を感じさせない速度で上る。
天気にも恵まれ多くの観客が自転車で上ってきていた。この景色の中でレースを観られるのなら、朝早くから自転車で走ってくるのだって最高の喜びだろう。
《五味渕秀行》
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