ツール・ド・フランス第14ステージはスタート地点のグルノーブルからして素晴らしい景色が楽しめた。遠くにアルプスの山々が見えるのだ。
この日は1級山岳のル・ロタレ峠と、超級イゾアール峠を越えて最後に山頂ゴールが控えるハードコース。しかし選手にとっては辛い山岳でも観客にとっては山に囲まれた絶景が楽しめた。これぞツールの山岳ステージだ。
ツールは連日レースを追う観客も多い。イゾアール峠の山岳ポイントを目指して運転していると、見知ったキャンピングカーが沿道に止まっていた。先日、キャンピングカーの内部を見せてくれたピーターさんとリタさんがいたのだ。
あと数kmで山岳ポイントだったが、ふたりに挨拶がてらそのままそこで観戦することにした。ツールでは約束もしていないのに数日後にコース沿いで再会できることが稀にある。みんな考えることは一緒なのだ。
ちなみにイゾアール峠山頂付近は、レース開催5日前にはもうキャンピングカーを置けるスペースはなかったそうだ。いちばん早くイゾアール峠入りした観客は何日前からいたのか気になる。
《五味渕秀行》
page top