第12ステージは久々にスプリンターたちの争いとなり、27歳のノルウェー人、アレクサンドル・クリストフ(カチューシャ)がツール初のステージ優勝をつかんだ。
完璧なタイミングでスプリントを開始したクリストフは、コースの真ん中を突進し、最後はペーター・サガン(キャノンデール)を抑えて先頭でゴールラインに飛び込んだ。今季は春のクラシックのミラノ~サンレモも制したクリストフにとって、これがシーズン10勝目。グランツールでは待望の初勝利となった。チームから発表されたクリストフのコメントは以下の通り。
「最高の気分だ。子どものころから、この日のことを夢見ていた。今年、そして去年も何度か2位になった。でも、ついに1位を獲れたのはすばらしいよ」
「チームメイトのルカ(パオリーニ)は僕を先頭に留めるために最高の仕事をしてくれた。最後は(アレクサンドル)ポルセフもいたけど、最終コーナーで離ればなれになったから、ラスト500mはトレンティン(オメガファルマ・クイックステップ)の後ろに入った。それから待って、待って、デゲンコルブ(ジャイアント・シマノ)が飛び出したときに、僕も行くべきだと思ったんだ。誰も僕を抜けなかったのは、うれしかったね。今夜はシャンパンを開けるけど、明日は厳しいステージだからパーティーはほどほどにするよ」
「レース中、チームは僕を守ってくれた。特に最後の上りはペースがすごく速かったからね。僕をサポートし、信頼してくれたチームに感謝したい。このステージに目をつけていたから、昨日はプッシュせずに脚をセーブしたんだ。この作戦が役に立ったね」
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