波乱の第5ステージ、3度目のツール制覇をねらうアルベルト・コンタドール(ティンコフ・サクソ)は石畳区間で遅れをとり、マイヨジョーヌのビンチェンツォ・ニーバリ(アスタナ)に大差をつけられた。
第5ステージを終え、コンタドールはニーバリから2分37秒差の総合19位に後退した。チームが発表したコンタドールのコメントは以下の通り。
「厳しい1日だったし、ニーバリに対して大きくタイムを失った。みんながバラバラになった2つ目の石畳区間で、彼はいい位置にいた。でも、僕はクラッシュなく1日を終えられた。これが一番大切なことなんだ。僕好みの地形はこれからだよ」
「小さなスプロケットに泥がたくさん詰まって、ついていけなかった。でも、チームはサポートしてくれたし、ベンナ(ダニエーレ・ベンナーティ)は僕をフィニッシュラインまで連れて行ってくれた」
最大のライバルとなるはずだったクリストファー・フルーム(チームスカイ)については「こういう石畳のステージでは予想できることだ。僕に起こったかもしれない。フルームは優勝候補筆頭だったけど、レースからいなくなった。もちろん、残念に思うよ。ツールは肉体的、精神的に何カ月も準備や犠牲が必要だからね。山岳で最高のショーが見せられたはずだから、彼にとっても、レースにとっても残念だ」とそのリタイアを惜しんだ。
ニーバリとのタイム差については「もちろん、僕は彼の前に出たかった。でも、今日の石畳の状況を見たら、必要以上のリスクを冒したくなかった。クラッシュするより、1分失う方がいいんだ。ツールはまだ第一章が終わったばかりだよ」と、まだ挽回可能と語っていた。
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