ツール・ド・フランス14がはじめまった。過酷な戦いの直前に、開幕地のリーズはお祭りムードに包まれた。
選手が出てくる直前の開幕パレードには、企業の広告キャラバン隊が車両に派手な装飾を施して登場した。
リーズのほぼ中心、ビクトリアスクエア前の目抜き通り、ザ・ヘッドロウを装飾車がパレード。観客は、パレード車両が投げ込む、ちょっとしたプレゼントを嬉しそうにキャッチする。
ツール・ド・フランスが100回を超える規模で、時代を超えてスポーツイベントとして人気を博してきている背景には、ビジネス面での成功が欠かせない。
自転車ロードレースに興味を持つか否かという文化的側面を見極め、ビジネス面でも仕組みを構築することで持続性を保っている。特に映像の放映権をはじめとする、選手やレースのコンテンツ配信には厳しい。他のスポーツと同様に先人の絶妙な運営センスと、時代に合わせた変化を継続してきたことで、欧州を中心に世界的なスポーツイベントとして受け入れられたのだろう。
《土屋篤司》
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