気になるニュース・気になる内幕---今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。
2014年6月16日付
●ロボット低価格化支援、政府戦略、介護・農業、4分野(読売・1面)
●日本初戦逆転負け、W杯2014(読売・1面)
●自動車ルマン24時間、トヨタ3位、アウディ5連覇(毎日・20面)
●三菱重工、原発でも連携、アルストム部門買収案、きょう発表、仏政府説得へ総力戦(日経・37面)
●攻めの経営法務部が力、日産模倣品対策海外政府に働きかけ(日経・15面)
ひとくちコメント
重苦しい朝を迎えた人も多いのではないだろうか。ブラジルで開催中のサッカー ワールドカップ(W杯)の1次リーグで、初戦を迎えたC組の日本はコートジボワールと対戦し、1-2で逆転負けした。
日本は前半16分に本田選手の鮮やかなゴールで先制したが、後半19分、わずか2分間に立て続けに2点を失点、黒星発進となった。
きょうの各紙も「日本初戦逆転敗け」(読売)、「日本、魔の2分」(朝日)などと、1面、スポーツ面、社会面などで詳しく取り上げている。
このうち、社会面では日曜日の早朝から日本列島の各地に設けられたパブリックビューイングの会場などに詰めかけたファンたちの動静をレポート。朝日は「列島ブルー。興奮と落胆自分に重ねた」との見出しで、「逆転負けに、大歓声は悲鳴に転じた。それでも、前を向く選手たちの姿に、人々は『次がある』と期待をつなぐ」と伝えている。
「次信じている」(毎日)、「次は頼むぞ」(産経)、「青いため息『次こそ』」(東京)と、今週20日午前7時キックオフのギリシャ戦に勝つか引き分ければ、1次リーグ突破の可能性は25日のコロンビアまで残る。だが、初戦を飾れなかったことは日本人のモチベーションにも影響し、消費増税に伴う反動減を最小限に食い止めようとするアベノミックスにも大きな痛手となるだろう。
【新聞ウォッチ】W杯2014ブラジル大会、日本逆転負けで初戦飾れず
《福田俊之@レスポンス》