英国のスーパーカーメーカー、マクラーレンオートモーティブの最新作、マクラーレン『650S』。同車の受注が、好調に推移していることが分かった。
これは6月4日、マクラーレンオートモーティブが、2013年通期(1-12月)の決算発表に合わせて、明らかにしたもの。同社は、「650Sの世界受注台数が、1000台を超えた」と発表している。
マクラーレン650Sは2014年春、ジュネーブモーターショー14でワールドプレミア。650Sは、『MP4‐12C』と『P1』の間に位置する新型スーパーカーとして開発。マクラーレンオートモーティブは、スーパーカーの車種ラインナップの拡大を目指しており、同社の第3の新世代スーパーカーとして誕生したのが、650S。
車名の「650」とは、エンジンパワーに由来。MP4‐12Cの「M838T」型3.8リットルV型8気筒ツインターボエンジンは、最大出力を650ps/7250rpmへパワーアップ。MP4‐12Cの625psに対して、25ps上乗せされた。また、最大トルクは69.1kgm/6000rpmを引き出す。
トランスミッションは7速デュアルクラッチ「SSG」。マクラーレン650Sは、0-100km/h加速3.0秒、0-400m加速10.5秒、最高速333km/hと、世界屈指のパフォーマンスを実現する。
日本国内価格は3160万円からの650Sだが、世界受注台数は早くも1000台を突破。マクラーレンオートモーティブは、「650Sの世界販売は、すでに力強いものがある」とコメントしている。
マクラーレン 650S、世界受注が1000台突破…3000万円超のスーパーカー
《森脇稔@レスポンス》