カンファレンス開催中、各所でイベントが繰り広げられた。
その中には、自転車のルールに反する運動もあった。アデレード-ヘルメット-オプショナル-ライドと呼ばれたイベントである。オーストラリアでは、どんなサイクリングであろうとも、年齢問わず、ヘルメット着用が義務付けられている。このイベントは、ヘルメットなしのサイクリング運動を起こそうというものである。なぜこうした運動がおこったのだろうか。
以前にヘルメットをかぶらずにサイクリングをしたとして、違反金153ドルを支払った女性は、このイベントに参加しようと決めていた。女性の髪を崩すとして、ヘルメット着用には批判的な意見をもっている。
しかしながら、警察は、このカンファレンスの開催中は、サイクリストも増えるために、特別な措置として、ヘルメットなしのサイクリストは違反にしないとし、反則金も不要であると決めた。
世界でもすべてのサイクリストにヘルメット着用を義務づけているのは、ここオーストラリアと隣国ニュージーランドの2国のみ。ヘルメット着用に関しては賛否両論あるが、今後、世界がどのように変化していくのか注目される。
《豪州フォトグラファー さくら麻美》